「一つの部分が苦しめば」(一コリントを読む)

(11)「隠された奥義」

2:6-8 2:7私たちの語るのは、隠された奥義としての神の知恵であって、それは、神が、私たちの栄光のために、世界の始まる前から、あらかじめ定められたものです。 パウロは神さまに救われるためには人間の知恵が必要であるとは考えません。むしろ、人間の…

(10)「弱く、恐れおののいて」

2:1-5 「弱く、恐れおののいて」2:2-3なぜなら私は、あなたがたの間で、イエス・キリスト、すなわち十字架につけられた方のほかは、何も知らないことに決心したからです。あなたがたといっしょにいたときの私は、弱く、恐れおののいていました。 パウロはコ…

(9)「主にあって誇れ」

1:29-311:31まさしく、「誇る者は主にあって誇れ。」と書かれているとおりになるためです。 わたしたちが誇るべきもの、わたしたちにとって一番大切なものはなんでしょうか。それは主です。神さまです。ところが、わたしたちはそれを忘れて、自分はこんなこ…

(8)「弱い者を選ばれた」

1:26-28 1:27しかし神は、知恵ある者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選ばれたのです。 パウロはこの手紙をコリントの教会の人々に向けて書いています。この教会には、有名な知識人や学者、貴族…

(7)「キリストは神の力」

1:22-25 1:24しかし、ユダヤ人であってもギリシヤ人であっても、召された者にとっては、キリストは神の力、神の知恵なのです。 キリスト者は十字架の刑を受けたイエスこそが救い主=キリストと信じるのですが、信じない人々にとっては、それはとんでもないこ…

(6)「宣教のことばの愚かさ」

1:20-21 1:21事実、この世が自分の知恵によって神を知ることがないのは、神の知恵によるのです。それゆえ、神はみこころによって、宣教のことばの愚かさを通して、信じる者を救おうと定められたのです。 知恵や力を強めれば神さまを知ることができると人間は…

(5)

「十字架のことば」1:18十字架のことばは、滅びに至る人々には愚かであっても、救いを受ける私たちには、神の力です。 「十字架のことば」とは、神の子がわたしたちのために十字架についてくださったということです。けれども、ふつうはそのようには考えませ…

(4)1:13-17 「キリストが分割されたのですか」

1:13キリストが分割されたのですか。あなたがたのために十字架につけられたのはパウロでしょうか。あなたがたがバプテスマを受けたのはパウロの名によるのでしょうか。 「私はパウロに」「アポロに」「私はキリストにつく」(1:12)と争う人々に、パウロは「…

(3)1:10-12「みなが一致して」

1:10さて、兄弟たち。私は、私たちの主イエス・キリストの御名によって、あなたがたにお願いします。どうか、みなが一致して、仲間割れすることなく、同じ心、同じ判断を完全に保ってください。 「みなが一致して」、これは単なる願望ではなく、「主イエス・…

(2)

1:4-9 「どんな賜物にも」1:7その結果、あなたがたはどんな賜物にも欠けるところがなく、また、熱心に私たちの主イエス・キリストの現われを待っています。 「どんな賜物」、これは、富や才能、健康をみなが等しく手にしているということではありません。む…

(1)

(1) 1:1-3 「聖徒として召され」1:2 コリントにある神の教会へ。すなわち、私たちの主イエス・キリストの御名を、至る所で呼び求めているすべての人々とともに、聖徒として召され、キリスト・イエスにあって聖なるものとされた方々へ。 パウロはコリント…