2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

3 「粘り強く想像しつづけたい」

ただちに明確な答えがほしい。 福島原発は今回人々にどれだけの被害をもたらしてきたのか。あるいは、どのような条件下にあれば安全なのか。誰が言っていることが正しいのか。 けれども、それはわからない。どちらの端でもないように考えがちだが、その場合…

2 「このことを誰にも話すな」

群衆はイエスのことを「洗礼者ヨハネ」、「エリヤ」、「昔の預言者が生き返った」と言いますが、ペトロは「神からのメシア」だと答えます。すると、イエスは弟子たちを戒め、「このことを誰にも話すな」と言います。(ルカ9:18-21)今回、「このことを誰にも…

 ぼくはこの曲に慰められる

この曲、とても好きです。http://www.youtube.com/watch?v=PANiveIKVX0わたしなりに訳して見ました。 きずつき たおれても つよい御手に 主イエスに 起こされ そして 生きる 重荷は 取り去られ きずはいやされ 主イエスに 歌って そして 生きる 時には 一人…

1 「洪水は神の裁きの手段ではない」

今度の日曜日の聖書の箇所は、「主日聖書日課」によれば、創世記6:11-22。 13節と14節、17節と18節が筋としてつながっていると読めば、「神は不法に満ちた人間を滅ぼすために洪水をおこしたが、何人かの者は箱舟に入れて救った」ということになるかもしれな…

2 「イエスがわたしのために死ぬ」ことの功罪

マーカス・ボーグ「イエスとの初めての再会 史的イエスと現代的信仰の核心」(新教出版社) イエスに関心のある人はそれぞれ、イエスについてのイメージをもっています。それは何もないところからできあがったのではなく、聖書やイエスに関する本を読んだり、…

1 「いけにえがなくても神は自由に赦す」

「第二イザヤと『僕の歌』 中間報告」(大河原礼三)を読んで: 「イエス・キリストは罪を負うわたしたちの代りに十字架について死んだ。そして、神はわたしたちの罪を赦した」、キリスト者の多くはそう教えられ、自分でもそう思ってきたことでしょう。 けれ…

 免職より創造的な対話を

日本基督教団の「教規」の「第6章 信徒」の項を読めば、たしかに「洗礼を受けた者だけが聖餐式に参加できる」という解釈は不可能ではないでしょう。また、キリスト教の歴史において、洗礼を受けてから聖餐に招かれる、という考えが主流であったことも、この…