2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

48 「軍国主義、原発主義、不敗神話、安全神話、そして破綻」

「犠牲のシステム 福島・沖縄」(高橋哲哉、集英社新書、740円、2012年1月22日) 福島の人びとは、日本国家のエネルギー政策、そこから利益を得る人々、東京電力、東京電力からの電力によって快適な生活をする消費者、都市住民の犠牲となって、町や土地や共…

(41)「おのおのをお召しになったとき」

7:13-17 7:17ただ、おのおのが、主からいただいた分に応じ、また神がおのおのをお召しになったときのままの状態で歩むべきです。私は、すべての教会で、このように指導しています。 わたしたちは、苦しみや痛みの中で神さまと出会いました。いや、出会いがか…

47 「公正無私で、いつもなにか静かに考えている」

「一分の一 (上)(下)」 井上ひさし 一昨年に帰天した著者の未完の長編小説。どうして、未完なのでしょうか。 敗戦後、日本は四分割され、北ニッポンはソ連に、中央ニッポンは米国に、沖縄を含む西日本は英国に、四国ニッポンは中華人民共和国に占領され…

46 〈 「 」+「 」=「 」 〉

「ソーシャルデザイン 社会をつくるグッドアイデア集」 グリーンズ編 タイトルを見て買いました。経済格差をどう緩和するか、雇用機会不均等をどう是正するか、そのために、共同体でどのような方法でどのような質の合意を形成するのか、また、どのような理念…

45 「沖縄が、既成の「了解」へと「回収」されることを拒む」

「沖縄の戦後思想を考える」 鹿野政直 「ちゅらさん」(NHKの朝ドラ)や「ナビィの恋」(映画:「ちゅらさん」のおばあを演じる平良とみさんが主演)を見て、沖縄の人やそこで結われるものに、「癒し」や「優しさ」や「ユートピア」を覚えたことを、告白しな…

(40)「信者でない妻」

7:12次に、そのほかの人々に言いますが、これを言うのは主ではなく、私です。信者の男子に信者でない妻があり、その妻がいっしょにいることを承知しているばあいは、離婚してはいけません。 自分はキリストを信じているが、夫や妻はそうではない、という方は…

(39)「情の燃えるよりは」

7:9しかし、もし自制することができなければ、結婚しなさい。情の燃えるよりは、結婚するほうがよいからです。 この言葉は「結婚していない男とやもめの女」(8節)に向けられています。パウロもそのような男性の一人です。そして、パウロは「男が女に触れな…

(38)「人それぞれに行き方が」

7:7私の願うところは、すべての人が私のようであることです。しかし、ひとりひとり神から与えられたそれぞれの賜物を持っているので、人それぞれに行き方があります。 パウロは自分の願望を持っています。皆が自分と同じように独身であった方が良いという思…