2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

(51)「こうしたらこうなったという怪しい実証主義の虚しさを超える人生の支え」

わたしたちはお腹が空いていると何かを食べたくなりますが、心が空白のときも、まるでそこをギュウギュウ詰めにするかのように、ポテトチップを一袋ぜんぶ食べきってしまうことがないでしょうか。 心や気持ち、精神が満たされないとき、むなしいとき、わたし…

(50)「人生を支えてくれる二段の構え」

「妹よ」という歌があります。南こうせつさんが歌っていました。明朝、自分の友人と結婚する妹に贈る、夜ふけの歌です。妹は器量があまり良くないから心配したとか(失礼で余計な心配!)、結婚相手は良い奴だからどんなことがあっても我慢しなさいとか、ひ…

45   「腕力でもなく、根回しでもなく、くじ引きをせよ」

その川を渡り、その土地に入るためには、 神を畏れぬ支配者をすべて追い払い、 神を騙る偶像どもをすべて打ち砕き、 権力と暴力の祭壇をことごとく破壊せよ わたしはあなたがたにこの土地を与える 誰かが広く占めてはならない 誰かを狭い地に封じ込めてはな…

(49)「人の苦しみを痛感し、我が身を痛める」

「同情」という言葉があります。「同情はやめてくれ」というように、幸福、幸運、立場、能力、成果などにおいて自分は優位だと思っている人が劣位に位置づけている相手を高みから「かわいそうなやつだ」と見下す心情を指すように思われがちです。しかし、文…

44   「井戸を掘れ、深く掘れ」

民を集めよ 水を飲ませよ井戸よ、湧き出よ 井戸に歌え 笏と杖で井戸を掘れ 地底の川まで深く掘れ荒れ野をわたり ピスガにのぼれ そして荒れ野を 見渡すのだ

(48)「細かいことまで強いられてするより、感謝により自発的に根本的なことを」

子どもたちは、勉強はしないよりもした方が良いと思いますが、親に強く命じられて、それに背くと恐ろしい罰が待っているから、仕方なくする、というよりは、入りたい学校があるとか、興味のあることをさらに詳しく学びたいとか、英語なら英語の必要性を痛感…

370  「聖書を読む人たちが書いた、いのち・愛・性の手紙」  「10代のキミへ いのち・愛・性のこと」(高橋貞二郎監修、2016年)

本書の監修はミッションスクールの中学・高校で聖書の先生をしている牧師さんです。ということは、この本で取り上げられている、生きづらさ、家族や友だちとの関係、SNS、虐待、DV、愛、恋愛、性的マイノリティ、セックス、性にかかわる体の仕組み、といった…