2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧
477 「世界の根源のメディアにされた画家」 「ゴッホと〈聖なるもの〉」(正田倫顕、新教出版社、2017年) ゴッホの「絵画には自己の内にも外にも位置づけられない〈聖なるもの〉が横溢していた。教会、イエス、太陽を貫く共通のリアリティはヌーメンであっ…
「搾取と抑圧の現実を生きる人々にとって、『進化する神』や『全宇宙の根源』といった神の概念がどれほど解放的になるのかはまだまだ不透明である」(p.360)。栗林先生はプロセス神学をこのように評価する。 「ポストモダンの神学論議の落とし穴は、日本も含…