2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧
若松英輔さんはカトリックだが、キリスト教だけが正しい宗教などは言わず、むしろ、他の宗教、文学、芸術、思想の中に、世界の根本にあるものの現われを見いだしていく。 ぼくは、神学に触れて40年、ティリッヒを読んだことはなかったが、昨秋、何かを読んで…
農村伝道神学校出身の友人が複数いたり、二年前にこの神学校に比較的近い教会に転任したり、去年からそこで週に一度学ぶようになったり、長野や広島で農業を始めたキリスト教の友人がいたりで、この本を読んでみることにしました。 「アモスが語った正義と恵…
住職のエッセイ集。読みやすいですが、深い思索に基づいています。 わたしは、比較的リベラル、自由なキリスト教の牧師ですが、読んでいて、それは違う、と思うようなところはありませんでした。その通りです、とか、なるほど、そのように考えるのですね、こ…
誤読ノート634 「母殺父殺を待ち受けるもの」 「別冊NHK100分de名著 集中講義 ドストエフスキー: 五大長編を解読する (教養・文化シリーズ 別冊NHK100分de名著)」(亀山郁夫、2021年、NHK出版) 「罪と罰」「カラマーゾフの兄弟」など、ドストエフスキーの五大…