2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

4 コンテキストの中でどう読み、どう行動するか

誤読ノート4 論文 「米軍による軍事占領と沖縄キリスト者の思想形成 ――1940年代後半の仲里朝章を中心に――」(一色哲、「東ASIA宗教文化研究」創刊号(2009年)所収) 一色さんのこの論文を読み、沖縄のキリスト教史にはラテン・アメリカや韓国のキリスト教史…

6 すがりつかない・・・あたらしい選択肢と可能性の創造

「わたしにすがりつくのはよしなさい」。復活したイエスはマリアに言います。毅然とした口調です。けれどもこれは禁止や命令、強要ではなく、マリアに、そして、わたしたちに、あたらしい選択肢と可能性がイエスによって創造されたということではないでしょ…

5 「成長とは目標到達ではない」

詩編1:1 いかに幸いなことか/神に逆らう者の計らいに従って歩まず/罪ある者の道にとどまらず/傲慢な者と共に座らず 1:2 主の教えを愛し/その教えを昼も夜も口ずさむ人。 1:3 その人は流れのほとりに植えられた木。ときが巡り来れば実を結び/葉もしおれ…

3 信徒が織りなすキリスト教の歴史

論文 《「一国伝道史」から「キリスト教交流史」へ ――「日本」キリスト教史の対象と空間・再考――》(一色哲、「日本基督教学会第58回学術大会発表原稿」、2010年9月、立教大学) ※〈 〉は「誤読ノート」の筆者がつけたもの。 プロテスタント・キリスト教は…

 「臨床的柔軟さ」

「対人援助の技法」(尾崎新)という本によれば、唯一の援助法や援助観にしがみつくことで、援助者は自分の「有能感」を保とうとする、ということです。 しかし、本当に大事なことは、ひとつの技法や価値観に縛られない、ゆとりをもった自由な態度、つまり、…

4 「苦しめる相手から教えられる」

この震災は天罰でもなければ、神の裁きでもないでしょう。このことは、はっきりとおさえておくべきだと思います。 けれども、たとえば、被災者が苦しみの中から、叫びや痛みの表出として「神はどうしてこんなことをするのか」「神は被災者を前にいったい何を…