2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧
著者は自身を「どの教会にも属さないフリー牧師」と言っています。聖書の読み方もフリーなこの著者は、非暴の普及促進活動のなかで、この本に現れるユニークな精神を育んできたのでしょう。 「私が考える限り、「非暴力」とは、以下のようなあらゆる「諸力」…
浄土真宗を学び、僧侶になる直前だった、という方が、いぜんぼくの働いていた教会に通ってくださり、礼拝の説教やキリスト教の読書会などに理解を示してくださり、ひょっとしたら、この方は、キリスト教徒になってくれるのではないかと妄想したことがありま…
教義学と組織神学はどのように違うのだろうか。 「神には、創造者、御子キリスト、聖霊の三つの位格がある」 「神には、創造者、御子キリスト、聖霊の三つの位格がある、という論がある」 ぼくの中では、とりあえず、前者が教義学であり、後者が組織神学であ…
好きな人がいたり、好きな本を読んでいたり、好きな連続ドラマを観ていたりすると、私たちは、生きているのが楽しくなり、生きていよう、という思いになります。この本が伝えてくれることは、これに似ているのではないでしょうか。 世界には愛すべきものがた…
リベラルな先輩がこれいいよ!と勧めてくださったので、すなおに読んでみました。意外にも、ある意味、オーソドックス。でも、やはり、リベラルでした! バプテスマのヨハネは「その方は、聖霊と火であなたたちに洗礼をお授けになる」(マタイ3:11)と言って…
「ヤバい」とはどういう意味なのか。本書の原題はフランス語で DIEU OBSCUR である。ぼくはフランス語は知らないが、DIEU は「神」で、OBSCURは「暗い、薄暗い、 分かりにくい、難解な、曖昧(あいまい)な,漠然とした,おぼろげな」というような意味のようだ…