2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧
映画「男はつらいよ」シリーズ全50作を、ぼくは二回通して観ている。一度目は、二年前、心が死を味わっているさなかで、救いを求め、iPadを買い、寝転がって、一か月で観た。二度目はこの夏、やはり、前回と同じタブレットで、冷房を利かせた小さな自室で。 …
金子みすゞの詩は美しく癒される。彼女の詩は目に見えない世界をも詠んでいる。その意味で宗教的である。けれども、窪寺さんは彼女の宗教性についてこう述べる。 「宗教の機能を認知機能・思考機能・信ずる機能と三分類した。その場合、彼女は認知機能は優れ…
この本は神学と深いかかわりを持っているが、文学である。神学は詩でなくてはならない、とかつて思ったことがあるが、そして、じじつ、ぼくが好んできた神学はどこか詩的なのだが、この本は、文学である。文章が水彩画のように美しい。 ところで、副題に「黒…
とても読みやすく、おもしろい。つまり、何度読んでも意味をつかめずいらいらさせられる難解なセンテンスは出てこない。ほとんどの表現はすらすらっと読める。内容がわかるから、アメリカのキリスト教の歴史はおもしろいと思える。 アメリカのカトリックやプ…
登場人物が豪華。ぼくが名前を聞いたことのある人だけでも、ユスティノス、オリゲネス、アタナシオス、擬デイオニュシオス、アウグスティヌス、アンセルムス、ベルナルドゥス、トマス・アクィナス、エックハルト、オッカム、ウィクリフ、エラスムス、ルター…
イエス・キリストがわたしたちの代わりに十字架で死んでくれたので、神はわたしたちの罪を赦してくれた、と考えるキリスト者がいる。イエス・キリストが示し、従うように促してくれた道を歩むことが大切である、と考えるキリスト者もいる。両方を考える者も…