2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

564 「正義は、信念ではなく、信頼の上に」 ・・・「聖書の正義 イエスは何と対決したのか」(クリス・マーシャル著、片野淳彦訳、いのちのことば社、2021年)

「結局のところ、聖書的正義とは、喜びに満ちた正義であって冷厳な正義ではありません。物事を修復し、癒し、正常化するような、喜びあふれる正義なのです」(p.109)。 ぼくの場合、正義は恨みに満ち、冷酷で、相手との関係を破壊する、喜びのないものであっ…

563 「想像力があなたの文章の段落と段落をつなぐ」・・・「社会学的想像力」(C.ライト・ミルズ、ちくま学芸文庫、2017年)

「社会学的想像力とは、政治的なものから心理的なものへ、ある単一家族の調査から世界の国家予算の相対評価へ、神学校から軍事体制へ、石油産業への考察から現代詩の研究へ、というように、あるパースペクティブを別のものへと切り替えてゆく能力なのである…

562 「結論よりも問いかけ、言葉は」・・・「三行で撃つ 〈善く、生きる〉ための文章塾」(近藤康太郎、CCCメディアハウス、2020年)

神戸新聞、「噂の眞相」、「週刊文春」記者を経て講談社ノンフィクション賞受賞のジャーナリスト西岡研介さんが、この本には教えられる、と絶賛する一冊。だから買って読んだ。 「最初の一文、長くても三行くらいでしょうか、そこで心を撃たないと、浮気な読…

561 「コロナは神罰ではない。神を信じ、今なすべきことを」・・・「神とパンデミック コロナウィルスとその影響についての考察」(N.T.ライト、あめんどう、2020年)

今回のパンデミック、あるいは、大地震、大津波のような大災害は、人間を悔い改めさせるために、あるいは、罰を与えるために、神が起こしたのではないか、と考える人がキリスト者の中にもいるが、そうではない、と著者は言います。 本著で、著者はまず、現在…