346  「たとえ、ブレたとしても」  「天晴れ! ぶれなかった人たち 日本史クリスチャン人物伝70」(熊田和子、いのちのことば社、2016年)

この中のどの名前を知っていますか。


瀧廉太郎、八木重吉山下りん三浦綾子新島襄
内村鑑三新渡戸稲造ヘボン、フルベッキ、矢嶋楫子、
津田梅子、河井道、新島八重、キダー、ヴォーリズ
山本覚馬杉原千畝広岡浅子山室軍平賀川豊彦
澤田美喜、北原怜子、ザビエル、大友宗麟黒田官兵衛
高山右近ペトロ・カスイ・岐部細川ガラシャ


本書で取り上げられている人物のうち、名前だけは、というレベルも含めて、ぼくが知っていたのはこれだけです。


以下は、初めて聞いた名前です。


岡野貞一、磯村春子、知里幸恵、小林富次郎、森永太一郎、
片岡健吉、青山士、好地由太郎、荻野吟子、林巌雄
石井筆子、賀川ハル、田内千鶴子、フランシス


一名を除き、これらの人物がひとり四頁にまとめられています。ひとりの人をこのスペースで紹介するのは、至難のわざだったことでしょう。「ぶれなかった」ということを芯にして、あとは可能な限り削ぎ落とされています。


神はわたしたちの根本であり永遠であり、つねにともにいてくださり、無償の愛を注ぎ、平安で満たしてくださるという思いへと誰かを導くにはどうしたらよいのでしょうか。聖書の言葉の説き明かし、礼拝、祈り、交わりに加えて、人の生を語ることも、その一助になることでしょう。「ぶれなかった」こと以上に、ぶれても神が手を離さなかったことが証しされるのであれば。


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