学生に大好評だった一般教養科目「キリスト教学」の講義を下敷きに、栗林輝夫さんが旧約聖書の各書物のフレーズが出てくる映画と聖書を解説した一冊。
「屋根の上のバイオリン弾き」「ジュラシックパーク」「ドラえもん」「ふしぎの海のナディア」「タワーリング・インフェルノ」「ポセイドン・アドベンチャー」「炎のランナー」「天空の城ラピュタ」「白鯨」「羊たちの沈黙」「ザ・クライアント 依頼人」「素晴らしき哉、人生!」など、全部で50作以上出てきます。
ぼくが観た映画、あるいは、本書で知って観た映画と関連聖書箇所はたとえば以下のとおり。「エレファント・マン」(詩編23編)、「フットルース」(詩編149:2イスラエルはその造り主によって喜び祝い、シオンの子らはその王によって喜び躍れ。149:3 踊りをささげて御名を賛美し、太鼓や竪琴を奏でてほめ歌をうたえ)、「カラー・パープル」(ヨハネ黙示録18:2倒れた。大バビロンが倒れた)、「スリーパーズ」(出エジプト記20:16 隣人に関して偽証してはならない)、「サルバドル 遥かなる日々」(出エジプト記20:13 殺してはならない)。
映画を観られるサブスクをいくつか登録しているのですが、あまりおもしろいのが見当たらないので、おもしろい映画探しの一助として読んでみました。
本書で知って初めて観たもの中では「スリーパーズ」が良かったです。デ・ニーロ演じる神父は証人として法廷に立ちますが・・・