最後の角に差し掛かり
いにしえのこころざしが
浮かび上がってきた


果たされる前に
旅は終わるだろう


けれども
こころざしは
引き継がれる


弟子はおらず
文字は残さず
感銘は与えずとも


ぼくが知らず
ぼくを知らない
誰かによって


下流のように