「抗う島のシュプレヒコール――OKINAWAのフェンスから」(山城博明、岩波書店、2015年)
辺野古新基地反対行動や
翁長沖縄県知事の
基地移設作業停止指示は
突然降って湧いてきたのではない。
戦後70年、米軍と日本政府が
沖縄を奪い、抑え付け、
蹂躙してきた年譜がある。
それにも屈せず、
抗い続けてきた
住民の歴史がある。
琉球新報などで
四十何年間
撮り続けてきた
山城博明さんの
写真とキャプションで
それらを明確につづっている。
琉球新報編集局長、
副社長を務めた三木健さんによる
四頁余の解説と
あわせると
今日までのアウトラインが
イメージできるだろう。