「ソーシャルデザイン 社会をつくるグッドアイデア集」 グリーンズ編
タイトルを見て買いました。経済格差をどう緩和するか、雇用機会不均等をどう是正するか、そのために、共同体でどのような方法でどのような質の合意を形成するのか、また、どのような理念に根ざすのか、そういう社会学的な本かと思ったら、ちょっと違いました。
レジ袋や、紙コップ、広告チラシの削減するための、意外で楽しいアイディア、「まちのお母さんがシェフになって地域を温かくする「タウンキッチン」」、「途上国の電力不足を解決する自家発電型サッカーボール」などが主な内容です。地域おこしの話しもちらほらと。
巻末あたりに、「1+4=「 」を教えるのが日本の教育であり、「 」+「 」=5を教えるのが海外の教育だ、という話しを聞くことがあります」(p.145)とありました。
たしかに、最初のカッコには 5 しか入らず、 二番目と三番目には 0+5 とか −100+105とか、無数の答えがあり、創造的なのですが、= のあとが 5 と決まってしまっているのなら、あまり変わらないなと思いました。インプットもアウトプットも無限の可能性があっていいのではないかと。
グリーンズのサイトは、http://greenz.jp/
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