2025-02-07から1日間の記事一覧

847 「小説は差別を乗り越えられるか」 ・・・ 「破戒」(島崎藤村、新潮文庫、1954)

差別の実態と克服を考える本をいくつか読んでいますが、その中で、この「破戒」が紹介されていました。じつは、これまで読んだことはなく、破戒僧の出てくる話かと思っていました。たしかに、破戒僧のような和尚が出てきますが、題の第一義は、「父の戒めを…