この本を読んでわかったこと。
1)若者が「保守」化して「維新」や「自民」を支持するなどと思ってきたが、若者にとっては、自分たちを経済的困窮に陥れる社会を変えてくれるような政策を示す両党などが革新であり、それを示せない野党は保守と見なされている。
2)したがって、野党は、もっと経済を重視しなくてはならない。「与党は経済のことだけ考えて、人を大切にしていない」などと威張っていてはだめで、野党こそが、ロストジェネレーションなど貧困にあえぐ人びとを救う経済政策を提案しなければならない。それは、短期的なバラまきではなく、中期的な人的投資でなければならない。
3)「脱原発」と「脱成長」はセットではない。むしろ、「脱原発」は「経済成長」とセットでなければならない。(沖縄では米軍基地がなくなった方が経済が振興する地域的例がある、ことを思い出した)。