354  「38年前に読んだなら、羽なし扇風機でも作ったかも」

「眠っていた数学脳がよみがえる ふたたびの微分積分」(永野裕之、すばる舎、2016年)

 早さ×時間=距離。物体は落下しながら速度を増していく(空気抵抗は無視してね)。こうしたことは、公式化されても、頭の中でイメージしやすいですね。

 微分積分でも、接線の傾きとか、曲線と縦横の直線に囲まれた部分の面積とかなら、やはり、図にできます。

 サイン・コサインも三角形のうちなら簡単でしたが、これが円になったり、波になったりすると、もうお手上げでした。

 でも、38年前にこの本に出会っていたら、ひょっとして、理学部にでも進んで、羽のない扇風機でも作ったかも知れません。

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