「慰めと励ましの言葉 マルティン・ルターにより一日一章」(徳善義和監修、湯川郁子訳、1998年)
366の聖書の言葉。
毎日、ひとつずつ。
そして、ルターの解説。
解説と言っても、簡潔で、やさしく、読みやすい。
一日一頁。
けれども、うつくしく、力強い。
詩のようだ。
いや、詩だ。
それを十分に伝える訳文。
すぐれた神学は、つねに、詩だ。
人間の努力によるのではない、
徹底的にキリスト中心、
神の恵み中心の、
神さまの救い。
徳善先生の独文講読の授業を、訳者とふたりで受けた、ぜいたくな昔を思い出します。