68 「楽器としての体、超入門」

「誰でも歌はうまくなる! 〜広瀬香美のボーカル・レッスン〜」(NHK出版、2012年)

 香美さんの母校の先生もご推薦♪

 声楽や合唱の経験者には、じつはアタリマエ♪ のことばかりかもしれませんが、復習にもなるし、歌う時の自分の体の様子についてあたらしいイメージ、表現が発見できると思います。その意味では、指導者やトレーナーが生徒さんにレッスンをつけるときの参考にもなるかもしれません。発声や呼吸の時の体の中の様子や息の流れは自分には見えないので、イメージが重要なようです。

 ボクにとって参考になったことは

笑顔で歌う。口角を上げる♪・・・鏡を見て練習してみましたが、なんかにやにやしてしまいます。

 音を一音一音ぶつ切りにせずに、なるべく長い区切りで歌う♪

 歌う時は、お尻の穴を締める♪ 首をキリンのように伸ばす♪ 頭上やや後方の風船に向けて声を発する♪

 のどで歌わず、息をたっぷり使う♪

 それから、口の中の形の作り方や歌やその基礎になる筋力トレーニングの方法ものっています♪

 ポップな感じで書かれていますが、けっこう専門的な知識や経験が背景にあると思います。そんじょそこらの「〇〇できる」「〇〇になれる」本とは違いますね♪