2020-10-05から1日間の記事一覧

528 「須賀敦子が霧の彼方に見たものは」・・・「霧の彼方 須賀敦子」(若松英輔、集英社、2020年)

須賀敦子と言えば、イタリアに造詣の深いエッセイスト、小説家、翻訳家、といったイメージが強いのではなかろうか。 けれども、本書では、須賀の霊性がゆっくりと味わわれている。 須賀も、そして、著者の若松英輔さんも、キリスト教はカトリックに属する、…