2018-11-28から1日間の記事一覧

452 「リアル、のち、少しだけ、手の届きそうな奇跡」 「どんまい」(重松清、講談社、2018年)

重松清の小説は、どこか、あたたかい。救いがある。しかし、空想小説ではない。現実の厳しさを作家はかなり知っている。それをリアルに描いている。けれども、それだけではない。やさしさがある。 離婚、親の離婚、単身赴任、親の介護、スポーツの挫折、家族…