2016-06-09から1日間の記事一覧

333  「流刑の国民詩人」 「プーシキン詩集」(金子幸彦訳、岩波文庫、1953年)

「しずかに 詩人は いきを 引き取った」19世紀のロシアの国民詩人、プーシキンは、決闘による重傷で息を引き取った、とこの本の解説は伝えています。けれども、それは、けっして詩人が血気盛んだったことを意味しません。それは、むしろ、皇帝から迫害された…