2011-05-14から1日間の記事一覧

6 「未熟を自覚している者が世話役に」

井上ひさし 「グロウブ号の冒険」 1980年代末に井上ひさしが雑誌に連載していた小説が未完のまま、逝去後一年経ったこの四月、単行本として刊行されました。 主人公が流れ着いたのは名前のない島。名前だけでなく、保存食もなく、最終的な権威付けをする者、…