36 「アディオス、あんこギッフェリさん」

「甘い物は脳に悪い」(笠井奈津子)

 ハウツー物をもう一冊読みました。先週は、疲れが引かず、日中から本も読めないほどの眠気に襲われ、チョコレートをいくら食べてもだめなような状態だったので、こんなタイトルに惹かれてしまうのでしょう。

 食事と健康については、いろいろな考えや意見がありますね。朝食抜き、お昼はおそば程度、ただし夜は食べたいだけ食べてよい、というダイエット法と毎日一時間の散歩で、三ケ月で88キロから69キロまで落としたことがあります。四か月目からは、朝食は食べ、散歩はやめ、やがて、七年くらいが過ぎ、今はとうぜん69キロではありません。それでも、「朝食抜き教」への信仰が完全には抜けきれず、ときどきブレイクファストをブレイクしようとしますが、長続きはしません。

けれども、この本は朝ご飯はしっかり食べなさい、と言っています。朝食抜きと朝食しっかりと、どちらが正しいのか、あるいは、ぼくにあっているのかはわかりませんが、それでも、いくつか参考になることが書いてありました。

1)疲れた時は、甘い物ではなく、ゆで卵、温泉卵、冷ややっこ、干した魚介類のおつまみ、枝豆などで、たんぱく質をとると良いらしいです。

 コンビニで昼食を買う時は、ローソンのおにぎり二個(ゴマと鮭のフレイクがまざっているやつなど)とあんこギッフェリ(クロワッサンのようなパンの中にあんこが入っているhttp://natural.lawson.co.jp/recommend/toast/anko_20090630/index.html)と決まっていましたが、これからは、こころを入れ替えて、ギッフェリとはさよならして、サラダか具だくさんスープにしようと思います。

2)お昼はそばだけでなく、卵をトッピングし、野菜を足した方が良いそうです。その方が、良質のたんぱく質がとれ、代謝が上がり、筋肉も落ちずに、痩せやすくなるそうです。(ほんとうでしょうか。いろいろ説がありますからねえ・・・)

 (でも、まあ)はい、週に2〜3回は、お昼はキツネそばですましていましたが、これからはホウレンソウそばにして、半熟卵をのせてもらうことにしましょう。

3)朝食は果物が良いそうです。バナナのような甘い物よりも、グレープフルーツとかキウイとかが良いそうです。

 だけど、ぼくはバナナはやめません。ぼくの場合、便秘対策で効果があるようだからです。ところが、この本以外の情報によれば、グレープフルーツは、血圧降下剤との組み合わせは良くないようです。血圧を下げる成分の血中濃度が高まりやすく、血圧が下がり過ぎてしまうそうです。たしかに、ぼくも、昨日、今日と、いつもの降圧剤を飲んで、グレープフルーツを食べたら、なんだか、ちょっとだけポワンとしました。キウイにすれば問題ないのかもしれません。

4)野菜の入った汁物はビタミンCが豊富。みそ汁も体に良い成分がいっぱい。

 ぼくは汁物の具だけを食べ、汁はほとんど飲まないことが多いのですが、これからは、飲み干そうと思います。

5)脳に良いのは、ビタミンBの豊富な豚肉やうなぎ、豆類、鉄分を含むほうれん草、ひじき、貝類、牛や鳥のレバーだそうです。

 うなぎはめったに食べられませんし、豚肉や貝類、レバーは夕食で取れるかも知れませんが、献立は配偶者まかせです。ほうれん草は昼のそばにのせて、豆類は納豆や、コンビニ昼食のお惣菜でとれそうですね。ひじきやレバーは意識的に食卓にあげてもらうように配偶者に頼んでみましょう。

6)良く噛んで食べると、胃腸の消化の負担が減ったり、コレシストキニンとかいうのが出て、脳の働きに良いそうです。リラックス効果もあるとか。

 さっそく、一口当たり、三十回噛むように心がけてみました。すると、今まで、口の中の動きが、というか、あごや舌の動きが、食べ物をなるべくかまずに早くのどに送り込むような動きになってしまっていることに気が付きました。三十回かむには、飲み込んでしまいそうになるのを口の中にとどめなければなりません。
 
 そんな思わぬ苦労があっても、よく噛むと、懐かしい味、昔、よく噛んでいたことがあったのでしょうか、ここ何年もずっと味わっていなかったけれども、ああ肉にも、野菜にも、ご飯にもこんな味があったのだなというような味を楽しむことができました。

7)コーヒーの飲み過ぎは、利尿作用が過剰になり、水分が減り、だるくなったり、眠くなったりするそうです。(ほんとうでしょうか・・・)。水を飲むと、だるさや眠さを防げるそうです。(ほんとうでしょうか・・・)。

 今日は、先週よりは疲れがとれているし、スケジュールもゆるいので、健康ハウツー本の誘惑は受けないかもしれません。

 この午後は、「木を植えた男」のDVDをゆっくりした気持ちで見たいと思います。